ダイニング アームチェアの特殊補修張り イタリア製
ダイニングアームチェアの座面の特殊な補修張りです。
画像ではごく一般的な座面に見えますがとても特殊な構造なのです。
一般的な座面は木製のフレームにウレタンフォームをのせ布地やレザーで仕上げてありますが
この椅子は型枠に製作し鉄製のフレームに液状のウレタンを流し込み、なおかつ表面のシボ(しわ、柄)まで型で作られており、30年前では凄まじい技術だったと思います。
最近ではモールドウレタンと主流になっておりますが表面のシボ(しわ、柄)までは主流ではございませんが...
最初は正直お客様には修復は非常に厳しいとお伝えしましたが、お若い時、ものすごく頑張ったときに
ご購入された椅子で何とか何とかならんかとのご要望でしたので一度預からせていただき、
修復できる方法を試行錯誤しリスクもありながらもお任せいただきました。
一番の難点はすべての椅子の座面が大小様々な亀裂、分離していましたので大変です。
木製や普通のウレタンでしたら何とでもやりようがございますが何せ特殊ですので無い知恵を絞り試しながら仕事を進めさせていただきました。
大事なのは修復後の強度の考慮もしなければなりません。
なかで分離しており段差がついて分離部分も動きもあり、座ると違和感を感じるほどでした。
何とか胸を張って仕上がりましたとお伝えができる仕上がりまで到達しひと安心でした。
信じてお任せくださり本当に感謝でした。
お客様も大変お喜びくださり、とても嬉しかったです。
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